欧米に本社がある外資系企業の場合、アジアパシフィック地域の本社機能が香港にあるケースは少なくない。あるイギリスに本社があるグローバルバンクもそうなのだが、これが様々な問題の原因になっている。前回グローバルブランド企業における、グローバル•テンプレートの弊害に触れたが、グローバル•テンプレートがビジネスの障害になる場合があるといっても、元々ネットビジネスの企業としてスタートして、ローカル展開において課題を抱えながらも非常に高いレベルでテンプレートを各国展開している、例えばAmazonのような企業は今回の話とは全く別次元にいると思って頂きたい。斯かる銀行は、これまで私が見て来た、根っからのネット企業ではないが、時流やビジネス動向のデジタル/ネット化に伴いウェブを導入した、オンライン市場参入において後発でWEBやITリテラシーが低く人材や組織が乏しい企業に共通して見られるものだ。
経済産業省が2005年に実施した調査結果によると、日本でビジネス展開する外資系比率3分の1以上の企業の数は、4465社。これは金融•保険•不動産産業を除いた数字なので、実際はもっと行くはずだ。2001年に数字は落ち込んだものの、近年は外資系企業が外資系企業が販売力強化、新製品・サービス導入といった比較的短期的な戦略だけでなく、人員増強など中長期的な戦略を志向する傾向が読みとれるらしい。